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過敏性腸症候群(IBS)の最新事情

報道関係者向けのセミナーで「過敏性腸症候群(IBS)」について、
川崎医科大学の塩谷昭子教授のお話を伺い、
その後、取材させていただきました。

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ご講演中の塩谷昭子教授



「過敏性腸症候群(IBS)」は、原因となる明らかな異常がないにも関わらず、
腹痛や腹部の不快感とともに下痢や便秘を繰り返す病気です。
下痢型のものに対する薬が、女性患者さんに対しても保険適用が拡大されたということで、
セミナーが開催されました。


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ご講演資料のスクリーンショット(講演者の許可なき転載禁止)



このように異常が見つからず症状だけがある病気は、
緊張やストレスなど心理的なものとリンクすることが多く、
治療の効果も、
“症状が治まった状態が長く続くことで不安が減り、結果、症状が出なくなる”
というものなので、
トータルとしてこの薬をどう判断するかはなかなか難しい印象も。← 臨床の現場に居ない私にとっての印象です。

ただ一つ言えることは、日常生活がままならないほど下痢で苦しんでいる人、
とくに女性にとって、今回の保険適用は朗報であり、
1人でも多くの人のQOL(生活の質)が向上すればいいと心から思います。


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ご講演資料のスクリーンショット(講演者の許可なき転載禁止)


同時に、「新しい薬があるから苦しんでいる人はどんどん病院にいらっしゃい」ではなく、
緊張やストレスを生む社会構造や環境、ストレス耐性についても、
社会全体で真剣に考えていかないと、とも感じました。

とはいえ、長く原因不明の下痢を繰り返している方には朗報です。
ストレスを感じることがないか見直すとともに、
薬の開発も進んでいますので、医療機関に相談してみてもいいかもしれません。

「過敏性腸症候群(IBS)」については、
今回のセミナーを主催したアステラス製薬が運営するwebサイト
IBSネット」でも情報発信しているそうです。

by mori-mado | 2015-06-11 23:45 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

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